北垣眼科クリニック
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白内障
白内障とは水晶体の濁った部分です。

正常の水晶体は透明です。光を目の後ろのほうに透過します。白内障は光の一部を遮断します。白内障が進行するに従い見にくくなります。
白内障は正常な老化の一部です。65歳から74歳のほぼ半数は白内障を持っています。75歳以上の場合はほぼ70%の方が白内障を持っています。
白内障の患者さんのほとんどが両眼に白内障を持っています。しかしながら、ほとんどの患者さんで片方がもう一方よりも先に悪くなります。
■治療の方法
あなたの白内障の治療の方法を次の中から選べます。院長とよく相談してあなたが決めて下さい。
1.治療しない
 通常は白内障の手術は緊急にしなければならないものではありません。ですから今すぐには手術はしないというのも、ひとつの選択です。放っておくと、白内障は進行して視力はゆっくりと悪くなって行くでしょう。
 けれども、時には白内障の進行と共に緑内障や眼内炎が起こってきて、急いで手術をしなければならない状態になることもあります。このような緊急事態になってから行なう白内障の手術の結果は、通常の白内障の手術の結果ほどかんばしくありません。あなたの白内障が将来緑内障や眼内炎を合併するかどうかは、なかなか予想しにくいものです。このような時期を見過ごさないために、たとえ近い将来手術を受けないことにしても、信頼できる眼科医を定期的に受診しましょう。
2.薬物治療
 現在のところ、はっきりと白内障を改善する薬物は知られていません。白内障の進行を遅らせる薬物として、カタリン、カリーユニ、イセチオン、タチオン、ある種の漢方薬があります。
3.手術
 ほとんどの白内障は手術によってのみ改善します。当院では最新の設備と技術により手術用顕微鏡下で白内障の手術を行なっており皆様に満足していただいております。  白内障(濁った水晶体)は核とそれを取り囲む皮質、およびいちばん外側の嚢(前嚢と後嚢)とにわけられます。これらを取り除く手術の手順は22のステップに細分化されますが、大筋としては前嚢の中央部を円形に切除し、核を超音波乳化吸引するか娩出するかし、皮質を吸引することになります。核を超音波乳化吸引するか(白内障超音波乳化吸引術)、娩出するか(白内障嚢外摘出術)の判断は白内障の性状によりますので、院長にまかせていただきます。
 白内障を取り除くと水晶体の屈折度数だけのレンズを眼の中か外に補わなければ、ものがぼけて見えます。当院では眼の中に眼内レンズと呼ばれるレンズを挿入して手術を終了するのが普通です(眼内レンズ移植術)。通常は眼内レンズは一生入れ換えることはありません。なんらかの理由で眼内レンズを使用しない場合は、手術の後で、コンタクトレンズか、ぶ厚い眼鏡を使用します。
 白内障の手術には各種医療保険が効きますが、コンタクトレンズ、および眼鏡にはいかなる保険も効きませんのでご了承下さい。
 白内障の手術は視力を良くする目的で行なわれ、院長以下スタッフ全員はこの目的のために最善を尽くします。けれどもまれに、手術の結果の視力が手術の前の視力と変わらなかったり、前の視力より悪くなったりすることがあります。その原因としては、水晶体片の硝子体中への落下、眼内の出血、角膜の浮腫、感染、創の癒着不全、網膜剥離、網膜浮腫、眼内炎、複視、緑内障、眼内レンズの脱落、後発白内障、その他があります。これらの合併症に対しては万全の処置をこうじますが、非常にまれに、最終的な結果として失明にいたる可能性のあることも記しておきます。
 さらに他のいかなる手術にもおこりうる合併症もありえます。すなわち、手術中に使用する薬剤に対する異常反応、突然の脳出血、突然の心臓停止等です。これらの合併症は予見しがたいものですが、幸い頻度は非常に低いものです。
緑内障
一般に、眼圧が高くなることによって視神経が冒され、視野が狭くなったり欠けたりする病気です。
しかし、眼圧が正常値範囲内でも緑内障が起こる場合がありますので、注意が必要です。
また、先天性のものや目のほかの病気、外傷が原因で起こるものなど、さまざまなタイプがあり、原因がはっきりわかっていないものもあります。
■治療の方法
緑内障は、薬物療法やレーザー治療、手術などの、眼圧を下げる治療を行うことで、それ以上視野が狭くなったり、欠けたりするのを食い止めることができます。しかし、一度欠けた視野は元にはもどりません。しかも治療は一生続くことになります。ですから、早期発見、早期治療が何よりも大切です。
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